富士山登山 富士宮口,お鉢巡り,宝永山,プリンスルート2泊3日

富士山剣が峰の近くのもっと高い所から 関東地方
富士山剣が峰の近くのもっと高い所から

富士山登山は高低差と距離だけなら日帰りで十分ですが、標高が高く元々の自律神経不調で6合目から高山病でゆっくり登りました。朝は不調で御来光は2回とも山小屋。最高峰の剣が峰,お鉢巡り,大砂走,宝永山,プリンスルートのお花畑と富士山を満喫しました

富士宮口~富士山お鉢巡り~大砂走~宝永山 2泊3日 活動データ

富士山は、日本百名山の1つで、世界文化遺産 日本最高峰 静岡県最高峰 山梨県最高峰

富士山お鉢巡りとプリンスルート下山 2泊3日で踏んだピークは11座

朝日岳 (静岡)3,733 m 伊豆岳 (静岡)3,749 m 成就岳 (山梨, 静岡)3,735 m 富士山(須走口・吉田口) (山梨, 静岡)3,714 m 久須志岳 (山梨, 静岡)3,725 m 雷岩 (山梨, 静岡)3,731 m 富士山(剣ヶ峰) (山梨, 静岡)3,776 m 三島岳 (静岡)3,734 m 富士山(御殿場口) (静岡)3,713 m 富士山(富士宮) (静岡)3,711 m 宝永山 (静岡)2,693 m

ピークコレクターにはとてもうれしい11座!お鉢巡りはゆっくりでも1時間位で10座ピークを踏めます。逆方向の時計周りに回った方が滑らなくて楽で早く回れるそうです。

15時間以上かけてのんびりのはずが、結果は標準ペース?

タイム15:22 距離15.5km のぼり2180m くだり1855m カロリー 2723kcal
コース定数(標準タイム 10:04 で算出)きつい40 平均ペース標準90~110 %

富士宮口~富士山お鉢巡り~大砂走~宝永山 2泊3日 / さくらさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

富士山登山活動日記

沢山の方にお世話になり無事下山出来ました。ありがとうございました。 初日、2日目と夕立でびしょぬれになりましたが、日の出~昼間は、風もなく、穏やかな晴れの天気に恵まれました。 初日は、5合目の駐車場から雨の中のスタート。後で聞いたら、局所的な雨だったようですが、夕食に間に合わないので土砂降りの中御来光山荘を目指しました。御来光山荘は壁のある完全個室で、コンセントも使えるしとても快適でした。4時半に起きて御来光山荘近くで日の出を拝みました。 2日目は7時頃山荘を出て、次に宿泊予定の9合目を目指しました。万年雪山荘でチェックインしてお昼ご飯を食べ、下山の団体さんに道を譲りながらのんびり登って合計3時間。山頂で遊びすぎてまた夕立でびしょぬれに。普段誰とも話さないので1年分ぐらいおしゃべりして楽しかったです。万年雪山荘ではとてもお世話になりました。 初日にスマホが壊れてしまい、ヤマップのプリントした地図を頼りに下山したのですが、道の種類が不明でよくわからないまま歩いていたら、下山するはずが、たくさん登る羽目に。足跡もなく、人が居ない早朝に出たのが裏目に出ました。人と出会ってからは順調に下山出来たので、めまいで何度も転んで大変だったけど帰りのバスの集合時間に間に合いました。 大砂走は走ることはできなかったけど、1歩でざ~っと30~50cmぐらい落ちるのが楽しくて、行って良かったです。地図では等高線沿いに歩くように見えましたが、宝永第一火口縁から6合目までがずっと上り坂でした。森林限界のあたりでお花畑があったのはうれしい誤算でした。

富士山登山で撮影した高山植物

ミヤマシャジン イタドリ ヤマホタルブクロ イワツメクサ フジハタザオ ミヤマオトコヨモギ イワオウギ オンタデ メイゲツソウ

富士山登山ツアーの予約

体調が万全でなくても登頂の成功率を高めるため「最も気候が良く空いている日、2回の登頂チャンス、個室のある山小屋」の3つが選べて、「お鉢巡りが出来る、最高峰の剣が峰に行ける、御来光を拝める」の3つのチャンスがあるツアーを捜し、3月の予約開始日に申し込みました。

富士山登山に最適な、出来るだけ気候が穏やかな時期はいつか

富士山のある関東甲信越の梅雨明けは、2022年の06月27日頃~1982年の8月4日と幅があります。直近の5年間に絞っても2020年は8月1日頃で早まっている訳でもありません。混雑する夏休みは避けたいのですが、7月は雪が残っていたり、9月上旬に雪が降った年もあります。

混雑すると予想される日を避け、空いていそうな日を選ぶ

世界遺産富士山とことんガイドによると、空いている日の予想は7月最終週と8月第一週の月~木と8月下旬~9月閉山までの平日。空いていてかつ、もっとも暖かいと予想される8月第一週を第一希望に選ぶことにしました。

富士山登山のルート決定 御来光なら吉田口、お鉢巡りなら富士宮口

富士山登山の4大ルート「吉田ルート」「富士宮ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」のうち、「那須ルート」と「御殿場ルート」はあまりツアーがなく、初心者向けではなかったりしたので除外。

最も登りやすく、山小屋も多く、登山道から御来光が望める「吉田ルート」が魅力的ですが、平日でも立ち止まるほど渋滞し、距離があるのでお鉢巡りが出来ない場合があるとのこと。御来光よりもお鉢巡りと最高峰の剣が峰が目的なので、「富士宮ルート」に決めました。

富士山登山ツアーの条件

富士山登山口までの往復の交通手段と食事や休憩が組み込まれたツアー

日本各地から富士山登山口までの往復、食事や登山後の入浴がセットされた「富士山登山ツアー」が多くの旅行会社で販売されています。飛行機、新幹線、バスのコースを各旅行会社で検討し、待ち時間や歩く距離が少ないバスを選びました。

高山病のリスクを出来るだけ減らす日程のコースがある

富士山登山のイメージが分からないので昨年11月のトレッキングデータと比較してみました。

富士宮ルートのYAMAPのモデルコース:タイム07:47距離8.1km上り1391m下り1391m

六甲山最高峰往復:タイム06:46 距離16.7km 上り1449m 下り1502m(途中から計測したので、実際には登りも1500m以上あります。)

六甲山最高峰は標高931m。無理やり六甲山の平均タイムとの比で約5時間半。登り急いで高山病になり、富士山山頂へのアタックを断念することになりかねません。一気に登って山頂に近い山小屋に泊まるのは魅力的ですが、初日は七合目に泊まり体を慣らすことにしました。

六合目、七合目の山小屋
  • 新六合目 標高2,493m 宝永山荘、雲海荘。
  • 七合目 標高2780m 御来光山荘、標高3000m 元祖七合目山口山荘
個室がある七合目 御来光山荘

五合目から約1時間30分。チェックインは14:00~18:00で消灯は19:00。壁と遮光カーテンのある個室で、携帯専用のコンセントとWi-Fi、LED電球のスイッチがあるのでものすごく快適そうです。チェックイン中はトイレ200円も無料。

チェックアウトは07:00。山頂へは約3時間で、御来光を見るなら午前0時~2時出発ですが、名前の通り、山荘から御来光を見ることが出来るので、山頂での御来光にこだわらないなら、御来光を拝んで、明るい時間にゆっくり登ることも可能。

山頂アタックのチャンスを2回に増やせる

翌日八合目か九合目か山頂に泊まって、富士山山頂アタックのチャンスを2回に増やすことにしました。2泊3日かけてゆっくり登り下りしたら、足腰への負担も軽減されるし、ゆっくり景色を楽しんだり、写真を撮ったり出来そうです。

八合目、九合目、山頂の山小屋
  • 標高3,250m八合目池田館
  • 標高3,460m 九合目万年雪山荘、標高3,590m 胸突き山荘
  • 標高3,712m 山頂富士館
カーテンで区切られた寝床がある 九合目万年雪山荘

日本一高いところに泊まれる頂上富士館はとても魅力的ですが、高山病になった場合を考え少しでも下に泊まることにしました。厳密には個室ではないのですが、カーテンで区切られているだけでも落ち着くので、九合目万年雪山荘にしました。

五合目から4〜5時間、頂上へは約1時間の立地で朝食は午前2時から。2日目に山頂へ行くのが無理だったら、3日目にもチャンスがあります。3日目山頂に行くのが無理でも、九合目万年雪山荘にたどり着けたら、山荘から御来光を拝むチャンスがあります。

チェックインの時間が分からないのですが、消灯が20:00でチェックアウトは09:00と遅め。最終日に山頂を目指さないなら、ゆっくり降りることが出来ます。チェックイン中はトイレ200円も無料。

五合目から富士山登山のガイドが同行するか、山小屋のみのフリープランか

5合目からは、ガイド付きのプラン、フリープラン、途中までガイド付きといろいろあります。たくさんの旅行サイトでガイド付きで捜しましたが、大手旅行社が昨年実施したツアーしか見つからず、4月になっても募集が始まらないのでフリープランにしました。

富士山登山に必要なもの

ツアー以外に必要なお金

  • 集合場所までの交通費
  • バス移動中のお昼ご飯と2日目の山頂でのお昼ご飯
  • 富士山保全協力金:1,000円
  • 五合目以降のトイレ50円~200円の小銭を用意 ⇒ 宿泊する山小屋なら無料
  • 水 1本500円位 ⇒ 水筒持参だとお湯を買える山小屋がありました
  • おみやげ代

富士山登山の服装

山小屋2泊なので、速乾、消臭、温湿度調整など高機能なものを揃えました。

  • トレッキングシューズ:透湿防水素材(ゴアテックス)
  • ドライインナー上下(水を含まない繊維を使用したもの)
  • ベースレイヤー:長袖Tシャツと、富士山までの往復と寒い時の調整用に半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:ハーフジップの少し厚めの生地のもの
  • 防寒着(雨の予報なのでダウンはやめてフリースに)
  • アウターレイヤー:透湿防水素材(ゴアテックス)のレインウェア上下
  • ロングパンツ(トレッキング用で撥水加工):3シーズン用と往復と万が一の予備に夏用
  • 帽子:雨の予報なので透湿防水素材のもの
  • ネックゲイター(日焼け止めは持っていかないのでしっかりガード)
  • 手袋(薄手の軍手。予備も含め2セット)
  • スパッツ(透湿防水素材。山小屋の下からぐるりと回って大砂走を通る予定なので必須)

富士山登山の持ち物リスト

  • ミレー(Millet)サースフェー NX 40+5 W レインカバー付
  • ヘッドランプと予備の電池
  • 地図をダウンロードしたスマートフォンと予備のバッテリー、充電コード
  • 充電器(御来光山荘で使える)
  • 防塵・防水のカメラ、予備のバッテリー
  • 紙の地図とコンパス
  • 水500mlを2本。重いので山小屋で買う。1本500円位するのでお金を用意
  • 行動食(朝晩は山小屋で予約済み。2日の昼とおやつ)
  • 速乾性のタオル・消毒ジェル
  • 手ぬぐい・頭痛薬・胃薬・かゆみ止め・絆創膏・テーピングテープ
  • 靴紐・ナイフ
  • 替えのゴム
  • 日焼け止め・洗面道具・ヘアゴム・マスク2枚以上・耳栓
  • 歯ブラシ・マウスリンス・(山小屋で口をすすげないので)タブレット
  • サバイバルシート

今回の富士山へのおでかけは、サンシャインツアーの富士山登山バスツアー利用です

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