世界遺産 小笠原諸島(ボニン諸島) 旅行 5泊6日

小笠原諸島父島ハートロック 関東地方
小笠原諸島父島ハートロック

小笠原諸島へ週1便の船で丸1日、船内2泊、父島3泊旅行。ハートロックトレッキングツアー、ナイトツアー、南島上陸・ドルフィンスイム・シュノーケルツアー、レンタカーでトレッキングや島内1周観光、ボニンブルーの海と世界自然遺産の自然を満喫しました

世界遺産 小笠原諸島(ボニン諸島) 旅行 5泊6日の目的

世界自然遺産にも指定された豊かな自然を満喫

小笠原諸島とは、東京本土から約 1,000km南にある島々で、大陸と陸続きとなったことがない海洋島で、東洋のガラパゴスとも呼ばれるほど独自の進化を遂げた貴重な動植物が多く、世界自然遺産に登録されています。

父島の千尋岩(ハートロック)トレッキングツアーとナイトツアーと個人で入れる山のトレッキングで、海岸の絶景と戦跡、光るキノコやお花、ハハジマメグロ、アカガシラカラスバト、オガサワラオオコウモリなどの小笠原諸島の固有種の動植物などを見るのが目的です。

ボニンブルーの海と沈水カルスト地形

今回の最大の目的は、南島の沈水カルスト地形を見に行き、ボニンブルーの海でイルカや熱帯魚と泳ぐこと。ボニンブルーとは小笠原の海の色を指す名称で、小笠原諸島が、江戸時代には無人(むにん)島で、欧米系の人が無人を「ボニン」と発音したので、ボニン諸島とも呼ばれることに由来します。

小笠原諸島への交通手段

小笠原諸島への交通手段は、東京竹芝桟橋から出航している、週1便の定期船「おがさわら丸」のみ。おがさわら丸が欠航することはほとんどありませんが、日にちや時間の変更はあるので東京から各地への乗継は変更可能な運賃での予約が望ましいです。

今回は往復とも定刻より少し遅くなりましたが、大きな遅れはありませんでした。往路は船酔いが酷く、帰路も夕方少しダウンして楽しみにしていた船の夕食はどちらも食べられませんでした。トレッキングがなくても旅行では常に行動食を持ち歩くので空腹はしのげました。

おがさわら丸 2024年10月と11月の運賃

2等寝台:10月34,210円+11月32,990円=合計67,200円

備考:燃料油価格変動調整金含む。

おがさわら丸が発着する竹芝桟橋の最寄りの駅

  • 東京モノレール:浜松町から徒歩約10分(往路で利用)
  • 地下鉄:大門駅から徒歩約8分
  • JR:浜松町駅北口から徒歩約7分(復路で利用)
  • ゆりかもめ:竹芝駅から徒歩約1分

船で必要な持ち物

  • 酔い止め
  • スリッパは特2等寝台以上はあり。今回は2等寝台なのでサンダルなどの履物。
  • 船内で過ごして寝ることも出来る服
  • 給湯器があるのでケータイマグやティーバッグがあれば暖かい飲み物を飲める(船酔いでそれどころではなかった…)
  • Wi-fiはなし、携帯電話の電波も入らない。電話は公衆電話がある。

2等寝台

  • ベッドサイズは幅80cm×長さ200cm(女性なら足元に荷物を置ける)
  • ベッドの高さは測っていませんが、平均的な身長で女性は問題なく、男性は頭が当たるかも。
  • 照明とその下にコンセントが1つ
  • 枕と毛布、枕カバーと毛布の襟カバーあり(必要ならインナーシュラフ)

宿泊 境浦ファミリー

境浦海岸の上に建つ静かな1軒宿

境浦ファミリー 外観
境浦ファミリー 外観
境浦ファミリー ツインルーム
境浦ファミリー ツインルーム
境浦ファミリー 湧き水 洗濯物干し場
境浦ファミリー 湧き水 洗濯物干し場

(1泊2食付き大人9,500円+シングルユース2,000円)×3=34,500円

  • 6畳洋室(ツインルーム)テレビ、扇風機、エアコン、ポット(粉末のコーヒーとほうじ茶)
  • 部屋にはバスタオル(3泊で1枚。洗濯は自分で)とバスタオルかけがある
  • 部屋、食堂、浴室とトイレは別棟なので、入口にスリッパと傘がある
  • 持ち込みは自由。冷蔵庫は、1階4部屋の共同
  • 浴室:男性用・女性用と2つ。リンスインシャンプー、石鹸、ドライヤー(見当たらなかった)。15:00~23:00利用可。*お風呂も湧き水
  • 洗濯機は男性用・女性用と2つ。無料で使えて物干しやピンチ、ハンガーもある。
  • 全館無線LANあり
  • 送迎は入港、出港のみ。荷物だけの預かりも可
  • 夕食17:00~19:00
  • 港から3.5km
  • 延長コードがあった方が便利(今回は忘れた)
  • 部屋に蚊が入ったが、ベープマットを借りられた

境浦ファミリーの食事

境浦ファミリー 2日目の朝食
境浦ファミリー 2日目の朝食
境浦ファミリー 2日目の夕食
境浦ファミリー 2日目の夕食
境浦ファミリー 3日目の夕食
境浦ファミリー 3日目の夕食
境浦ファミリー 4日目の朝食
境浦ファミリー 4日目の朝食

1日目の夕食、3日目の朝食の写真はうっかり消してしまったようですが、毎日違うメニューでした。2日目の夜は豪華でデザートに手作りケーキと、ごはんの代わりに小笠原の郷土料理「島ずし」

小笠原諸島 父島での交通手段

宿泊先が1軒離れた場所にあるので、ミヤガワレンタカーでレンタカーを3泊4日分確保。キャロル18,810円。島内の公共駐車場は全て無料。海のツアーは朝のお迎えがなかった。ゆっくりトレッキング出来たので借りてよかった。

小笠原諸島観光 日程表

1日目 東京竹芝桟橋から出航、おがさわら丸船内泊

羽田空港に飛行機着陸後約2時間で東京竹芝桟橋へ(最短時間かも?)

羽田空港第一ターミナル手荷物受取
羽田空港第一ターミナル手荷物受取
モノレールの窓から富士山
モノレールの窓から富士山
おがさわら丸2等寝台
おがさわら丸2等寝台
  • 7:05伊丹~8:10羽田(JL102便)
    • JALの特典航空券6,000マイルを利用
    • 伊丹ー羽田便はどちらの空港でも出入口に一番近い場所に駐機。羽田空港では他の到着便はなく、荷物を預けないビジネス客が多いため、すぐにスーツケースを受け取れました。手荷物受取からモノレールホームまで切符を買って5分。飛行機が着陸後約15分でモノレールに乗れました。モノレールの窓から富士山の写真を撮ったのが8時30分です。
    • 手荷物受取がある場合、羽田空港到着~モノレールに乗るまでの所要時間は15分が最短と思われます。他の便なら到着ロビーまでの時間がかかるだろうし、手荷物の優先受け取り(ファーストクラス、クラスJ、ステイタス会員など)がない場合はさらに時間がかかり、始発便以外は通路も混みます。飛行機着陸後、少なくとも30分、飛行機の着陸待ちや遅延を考慮するなら1時間は見た方がよさそうです。
  • 9:10~東京竹芝桟橋
  • 11:00 東京竹芝桟橋発
  • おがさわら丸船中泊

おがさわら丸で24時間かけて父島へ

おがさわら丸タラのカツレツ タルタルチーズ焼きセット
タラのカツレツ タルタルチーズ焼きセット
おがさわら丸からの夕日
おがさわら丸からの夕日
おがさわら丸からの日の出
おがさわら丸からの日の出

東京湾内では船が揺れないため元気で、一番ボリュームのある「おがさわら丸タラのカツレツ タルタルチーズ焼きセット」を食べました。とても楽しみにしていた、太平洋に沈む夕日は、雲に覆われ見ることが出来ませんでした。船酔いが大変だったので朝食は食べられませんでした。

2日目 小笠原諸島 入港日 長崎展望台・中央山など半日観光 ナイトツアー

お昼前に父島二見港に入港。ボニーナでランチを食べ、レンタカーで長崎展望台、初寝浦展望台、中央山(トレッキング)、扇浦海岸、堺浦海岸(夕日鑑賞)を回り、堺浦ファミリーで夕食を食べた後、ナイトツアーでグリーンペペなどを見ました。

3日目 小笠原ボニンブルーの海満喫ツアー 南島・イルカ・シュノーケリング

沈水カルスト地形は見ることが出来ましたが、旅行の第一目的であった南島上陸は叶わず。イルカと泳ぐのも出来ず、ドルフィンウォッチングを楽しみました。兄島は透明度が高く船からもサンゴ礁や熱帯魚が見えます。夜は大神山神社の例大祭の奉納相撲を見ました

4日目 小笠原諸島 父島 世界自然遺産 衝立山・ハートロックトレッキング

世界遺産父島の南端にある千尋岩、通称ハートロックの頂上を目指して亜熱帯のジャングルを探検。戦時中に軍道だったコース上では壕や軍用車などの戦跡、世界自然遺産の植物など解説を聞きながら片道2時間半のトレッキング。保護区域なのでガイドの同伴が必要

5日目 小笠原諸島 父島 小港海岸・中山峠・旭山・三日月山・出航の見送り

15:00 父島二見港発

おがさわら丸船中泊

6日目 東京駅観光

15:00 東京竹芝桟橋着

小笠原諸島再訪の機会があれば… 次回は南島上陸と母島へ

父島で行きたいところ

今回の最大の目的である南島上陸に上陸し「ドリーネと呼ばれる窪地地形やラビエといった特徴的な自然や半化石、南島の扇池にある洞門を見る」が果たせませんでした。ドルフィンスイムは、バンドウイルカが見つからず、出来ませんでした。再挑戦したいです。

母島で行きたいところ

  • 国立公園の特別保護地域石門はアカガシラカラスバトの繁殖期を除く3月~9月のみ
    ⇒2024年8月現在通行止め
  • 堺ヶ岳(石門への途中)
  • 小笠原諸島最高峰は乳房山
  • 南崎小富士

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