小笠原諸島父島の南端にある千尋岩、通称ハートロックの頂上を目指して亜熱帯のジャングルを探検。戦時中に軍道だったコース上では壕や軍用車などの戦跡、世界自然遺産の植物など解説を聞きながら片道2時間半のトレッキング。保護区域なのでガイドの同伴が必要
千尋岩について
ハートロックとは
世界遺産父島の南端にある千尋岩は、 火山活動により赤土で染められ、海側から見ると高さ260メートルの赤い岩肌が ハート型に見えることから、ハートロックと呼ばれています。
奄美大島のハートロックの記事はこちら
千尋とは
千尋岩の読みはせんぴろ、ちひろ、せんじんなど様々。1尋は6尺で約1.8m。本当に1800mという意味ではなく、非常に長い、深い、遠いなどの意味で用いられます。千尋の滝の記事はこちら・千尋巌(せんじんがん)の記事は後日追加予定
ハートロックトレッキング ガイドツアー 活動データ
タイム 06:07 距離 7.4km のぼり 533m くだり 531m カロリー 926kcal
コース定数 標準タイム 03:39 で算出 ふつう 14 平均ペース ややゆっくり 70~90 %
小笠原諸島 父島 世界自然遺産 衝立山・ハートロックトレッキング / さくらさんの衝立山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ハートロックトレッキング ガイドツアー 活動日記
9:00 小港園地駐車場スタート
トイレのある駐車場からスタート。途中トイレはありません。念のため携帯トイレを持っていきました。順番に靴の裏、ブラシで靴の上についた種子などを持ち込まないようにきれいにします。森林生態系保護区域に入山する時は看板の指示に従ってサンゴや石を入れます。
常世ノ滝
ツアー客に抜いてもらって、外来植物を駆除する取り組み。常世ノ滝近くのコーヒー園で明治11年から栽培されている小笠原コーヒー。生産量が少ないため、訪問時には2023年秋~収穫分のコーヒー豆は完売して飲めませんでした。
壕や軍用車などの戦跡
ルートの大部分は戦時中の石畳の軍道と聞き、歩きやすい道を想像していたのですが、戦後79年経ち、木の根が這い石はまばら、車の残骸を見るまでは、車が走っていたというのが想像できません。川の飛び石がなんちゃってハートロック。登山道整備の方、よくぞ見つけました。
わらび谷 野ヤギと猫の捕獲用ゲージ
わらび谷には、ワラビがいっぱい!メーメー声がすると思ったら、わらび谷の向こうの斜面、写真中央の地肌が見えてるところに野ヤギたちがいました。家畜として飼われていたのが野生化し、希少植物を食べるので駆除対象になっています。
ペットの猫が野生化し、希少動物を食べるので、登山道のあちこちに猫の捕獲用ゲージがありました。捕獲して本土に連れて行って引き取ってもらう活動をされています。
ガジュマルの森 天然記念物のオカヤドカリ
初日のナイトツアーでは暗くて写真が撮れなかった天然記念物のオカヤドカリ。ストレスや危険を感じると鳴くのだそう。ナイトツアーでガイドさんが持ち上げてゆすったら鳴いていました。ガジュマルの森ではちょっとだけ木登りしてガイドさんに写真を撮ってもらいました。
衝立山の山頂 レーダー施設、コンクリートの通信室などの戦跡
衝立山の山頂は木のプレートが登山道脇にあるだけで、言われなければ通り過ぎてしまいそうです。戦跡の写真は一部です。食器や錆びた何らかのパーツなどあちらこちらにありました。
ハートロックの頂上からの風景
小笠原諸島父島西海岸の真ん中あたりにある千尋岩(ハートロック)の頂上から、西方向を東から西へカメラをずらしながら撮影した風景、正面に母島、右側に昨日行って上陸出来なかった南島が見えます。冬にはクジラも見えるそうです。パノラマ写真にするとゆがむのでそのままどうぞ。
当たり前ですが、千尋岩(ハートロック)の頂上からは、ハートは見えません。前日の「小笠原の海満喫1日ツアー 南島上陸・イルカ探し・スノーケリング」で船の上からはハートに見えました。
参加したツアー
小笠原諸島の保護区域は許可証を持っているガイドの同伴が必要です。ハートロックトレッキングは竹ネイチャーアカデミーさんにお世話になりました。
【ハートロックトレッキング】世界遺産小笠原で絶景を目指して1日トレッキング!
プラン詳細はこちら
小笠原諸島のアクティビティが予約できるサイト:Veltra(ベルトラ)
小笠原の植物
後日まとめます
大神山神社の例大祭
夕食後に奉納相撲を見に行った(後日掲載)
世界遺産 小笠原諸島(ボニン諸島) 旅行 5泊6日
この記事は、「世界遺産 小笠原諸島(ボニン諸島) 旅行 5泊6日」の4日目の記事です。
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