奄美群島ひとり旅の最大の目的が沖永良部島のリムストーンケイブ。観光鍾乳洞昇竜洞、海岸のフーチャ(潮吹き洞窟)、永良部ユリの笠石海浜公園 、国頭岬灯台、奄美十景の一つ田皆岬、ワンジョビーチ、ジョッキヌホーなどに寄り島一周ドライブをしました。
3日目 与論島から沖永良部島へ
クィーンコーラルクロスの船内
クィーンコーラルクロス(総トン数 8,000トン 全長 145m 全幅 24m 速力 21.0ノット)で与論島から沖永良部島へ。2年前に就航したばかりなのでピカピカ。お昼時に2時間の移動で船内が空いていたので、海を見ながら焼き魚定食700円(2025年3月は800円)をいただいたり散策したりしました。
与論島で世界中の子供が集まる大きなイベントがあり、沖縄から与論島がほぼ満席だったという特殊事情により、沖縄から沖永良部島や奄美大島、鹿児島への移動をする人がほとんどなくガラガラ。最後に乗船しましたが、2等寝室は誰もいませんでしたが、短時間なのでこちらは荷物を置いただけ。
クィーンコーラルクロス 与論港(与論島) 12:10出発 和泊港(沖永良部島)14:10到着JALダイナミックパッケージのオプション:奄美群島離島間定期船 マルエーフェリー株式会社2等 大人670円 +受付で燃料費(今回は640円)を支払い乗船券を発行=1,310円
2025年3月に直接予約した場合は2,030円。JALダイナミックパッケージのオプションは2023年1月の予約時は割引がありましたが、通常予約と同じ場合もあります。
沖永良部島での交通手段
沖永良部島の海岸の道は離合出来ないのでレンタバイクがベスト
沖永良部島の海岸を回ろうとすると、道幅が狭く、車1台がやっとの離合出来ない道が多いので、中型のスクーターかバイクを借りて回る予定でした。ホテルを2か所にすると、ホテルの送迎バスにスーツケースだけ運んでもらうのは、バイクで一緒に移動しても無理ということで諦めました。
直前に変更したのでネットで捜して電話しても全く空きがなく、ホテルシーワールドの方に教えてもらったユーレンタカーでやっと予約出来ました。
レンタカーのトラブルで2時間遅れ
1日目は沖永良部島の中部にある港で車を借りて、14時過ぎから北部の観光をして港の近くのホテルに泊まる予定でした。ところが船を降りてしばらく待っても来ない…。電話すると、レンタカーの方が忘れていて、事務所に1人しかいないから港への配車は出来ないとのこと。
沖永良部島の南にあるレンタカーの事務所から港まで迎えにきてもらい、15時過ぎに事務所をスタート。一言も謝罪はなく、個人予約は前日に再確認が必要と学びました。自分で気を付ければよいだけなのでまた利用してもいいかな。
和泊港を14時過ぎに出発し、沖永良部島の北部を4時間観光する予定でしたが、1時間半も遅れて南から島を縦断する羽目になったのを合わせると2時間以上の遅れで、和泊港近くの最初の目的地到着が16時20分。北部観光はすぐに暗くなり残念な旅になりました。
レンタカーを2泊3日、丸2日間で島外周を1周半ぐらい。
ガソリン ENEOS 和泊給油所 13.42L @163.7 2,197円 税220円 合計2,417円
3日目 沖永良部島海岸線1周ドライブ 1/3 北部観光
笠石海浜公園 (かさいしかいひんこうえん)
花と鍾乳洞の島、沖永良部島の花と言えば「えらぶゆり」と呼ばれるテッポウユリ。笠石海浜公園内の笠石ゆり園では、テッポウユリの花の季節である4月下旬から5月初旬には約20万もの花が咲くそうです。もう少し咲いているのを期待しましたが、まだ蕾も立ち上がってないのがほとんどでした。
テッポウユリとは、種子島以南の島々に自生する、日本原産の百合です。2023年に行った南西諸島の旅では奄美大島・沖永良部島、久米島、宮古島、石垣島・与那国島で美しい景色と写真の収めました。
花の季節には1か月早いのですが、品種改良によるいろいろな品種を栽培している笠石海浜公園らしく、写真に納まりきらなかった端の方に咲いている品種がありました。野生種に比べ、花が大きく立派。笠石海浜公園全体が見渡せるゆりの塔の展望台からの景色を見に行きました。
日本一のガジュマル
国頭小学校の第一回卒業生たちにより1898年に植樹され、樹齢120年を超える。新日本銘木百選にも選ばれたことから「日本一のガジュマル」の呼び名で親しまれており、「和泊町指定天然記念物」に指定されている。出発が遅くなったので17時ぐらいになり、校庭には誰もいませんでした。
国頭岬灯台
沖永良部島の北東端の国頭岬は沖永良部空港のすぐ近く。近くでテッポウユリが咲いていました。写真はカメラが自動で調整するので明るく映っていますが、5時を過ぎているので薄暗いです。
フーチャ(潮吹き洞窟) カルスト地形
フーチャとは、沖永良部島の言葉で潮吹き洞窟のこと。沖永良部島はサンゴ礁が隆起してできた島。サンゴ礁が波に浸食されてできた縦穴型の洞窟もカルスト地形です。沖永良部島の北海岸にはかつて4つのフーチャが存在していましたが、塩害がひどいため、観光用に1カ所のみ残されているそうです。
駐車場の目の前にあります。通路の写真を撮りましたが、高いところは苦手なので風が強く怖かったです。急いで回ったので、亀を見に海の方に行くのを忘れてしましました。
ソテツジャングル
ソテツなどの南国の植物が生い茂り適度な起伏が視覚的にも楽しい遊歩道です。着いたのは夕方6時ぐらいで薄暗かったので、時計を見ながら小走りで行けるところまで行き、半分ぐらいで折り返しました。沖永良部島にまた来る機会があれば、フーチャと合わせて再訪して完歩したいです。
ワンジョビーチ (わんじょびーち)
白浜とエメラルドグリーンの海の色が大変美しく、遠浅で海水浴場として人気のワンジョビーチ。曇りの日没前なので淡いブルーですが海の透明度と美しさが分かります。満潮時刻の半崎へ亀と夕日を見に行きたかったのですが、夕食はホテルではなく外食の予定で予約しており諦めてホテルへ。
4日目 沖永良部島海岸線1周ドライブ 2/3 南部観光と洞窟探検沖
沖永良部島 大山水鏡洞 リムストーンケイブで洞窟探検 ケイビング
屋子母ビーチ
屋子母ビーチ中央の岩礁には、小ぶりなリムプールがたくさんあります。4月の海開き以降の暖かい季節なら、干潮時にリムプールや、砂浜からリーフまで200mの間にあるサンゴ礁で熱帯魚を見ることが出来ます。写真右上の通り、シャワーやトイレなどの施設が整っています。
住吉暗川(すみよしくらごう)
鹿児島県の天然記念物。注意書きの立て札の近くに電気のスイッチがあります。駐車場がなく路駐が気になり入口から見てすぐに引き返しました。暗川とは、水源かつ地域の人々の社交の場として使用されてきた、石灰岩洞穴の地下河川。沖永良部島の他、与論島や徳之島にもある。
沖永良部島最高峰 大山(標高240m)大山植物公園 展望台
後で知ったのですがこの辺りはGPSが狂うそうで、1時間以上迷走して山田ダムに行きつき、自衛隊の基地の周りを3回も回ってしまいました。自衛隊のお兄さんに教えてもらい無事到着しました。お仕事中すみませんでした。立派な展望所まであるけど、うまくたどり着けません。
最高峰だけどYAMAPにもないし、次回はしま山100選にも選ばれている、越山188 mの方が眺望がすばらしいらしいのでそちらに行きたいと思います。
田皆岬 (たみなみさき)奄美十景の一つ カルスト地形
高さ約51mの断崖絶壁の岬で、奄美十景の一つ。広い駐車場やトイレあり。
約1500m遊歩道は、カルスト地形の絶景を楽しめる。石切場では、トラバーチンという大理石が採取され国会議事堂にも使われているそう。カルスト地形大好きなので、入っても良いところは隅々まで、夕日まで時間がなかったので大急ぎで回りましたが、素敵過ぎて50分かかりました。
夕日を見に半崎へ
遮るもののない、断崖絶壁の景勝地。沖合約50mの黒岩は、戦時中に軍艦に見えたことから、誤って爆撃を受けたと言い伝えられ、軍艦岩とも呼ばれるそう。爆撃を受けて形が崩れたのかしら?与那国島の軍艦岩は本当に軍艦みたいです。軍艦島の記事はこちら
周りには何もなく、1車線の道路が続くのでひやひや。沖永良部島の海岸は1車線が多いのですが、シーズンオフのため誰にも会いませんでした。到着後10分してやっと雲に隠れていた太陽が顔を出しました。ちょうど船が通り絵になる…地平線には雲がないので期待が高まります。
さらに10分、到着後20分経過。どんどん雲が出てきて、太陽が見えたのはこれが最後。諦めきれずにしばらく待ちましたが、日没後も夕焼けさえ見ることは叶いませんでした。
5日目 沖永良部島海岸線1周ドライブ 3/3 南部観光
ジッキョヌホー
水道が整備されるまで地下を流れる川(ホー)を水源として利用していたジッキョヌホーという水場を訪れました。住吉暗川と同じく水源かつ地域の人々の社交の場として使用されてきたそうです。
ウジジ浜 カルスト地形
奄美大島行きのフェリーの時間から逆算して、昇竜洞の他に行けるのはあと1か所だけ。大津勘海岸ビーチロック(板状の石灰質の砂礫岩)とウジジ浜のどちらに行くか迷いましたが、カルスト地形大好きなのでウジジ浜公園へ。石灰岩が波に侵食されてできたノッチが生き物のように見える。
昇竜洞 (ショウリュウドウ)
昇竜洞とは、鹿児島県沖永良部島知名町にあり1963年に発見された鍾乳洞です。鹿児島県天然記念物に指定されています。
全長3.5kmのうち、600mが一般公開されています。とこどころ赤、青、緑、ピンクの演出照明がありましたが、基本的に最小限の照明で自然な状態に近い鍾乳洞です。雨天時は水が入るそうでお休みになります。
洞壁を覆うように発達したフローストーンの規模は日本最大級。石灰石の表面は白く、明るい照明やフラッシュなしでキラキラ輝いています。入口と出口が違うため、駐車場まで10分ほど地上を歩いて帰る必要があります。
9:00~17:00(最終入洞16:30)1,100円 休日火曜日 ※及び荒天時(雨水が洞窟内に入り込むため)
沖永良部島での食事 ご当地グルメ
3日目の夕食 gusto エラブぎょうざ
3日目の夕食は、ホテルの近くのgustoで食べました。値段から量を推定して注文したのですが、1つ1つが半端ないボリューム。2全国チェーンの中華チェーンやファミレスなどと比較すると倍以上のボリュームで2人分だったかも。こんなに食べて1,800円でした。(2023年3月の価格)
エラブぎょうざ500円は、胡椒の瓶よりずっと大きい!ラザニアも器からはみ出てる!サラダもハーフで大満足。おいしかったから何とか食べられたけど、今日は船や車での移動が多くあまり動いてないし、大食いの私でもきつかったです。今度行くならエラブぎょうざとサラダかな。
gusto 鹿児島県大島郡和泊町和泊9-3 TEL0997-92-0487 ラザニア900円 エラブぎょうざ500円 ハーフ野菜サラダ400円(2023年3月の価格)
5日目の昼食 沖永良部島ご当地グルメ「モズクのかき揚げ」味処 海幸
JALのし~まクーポンでは、「鶏飯+モズクのかき揚げ(2個)」でしたが、鶏飯は特別メニューで2日前までに予約が必要だったのですが見落として直接訪問してしまいました。モズクのかき揚げがお目当てで、沖永良部島の最終日だということを伝えると、鶏飯を沖縄そばにかえてくださいました。
モズクのかき揚げ、とても美味しかったです。端で半分に切った断面は綺麗に撮れてなくてすみません。沖永良部島に行ったらぜひ食べてみてください。もちろん、沖縄そばも塩辛くなくて、コクのある出汁がおいしかったです!
味処 海幸 大島郡和泊町和泊493-3 0997-92-3826
宿泊 ホテルシーワールドとおきえらぶフローラルホテル
ホテルシーワールド
ホテルシーワールドは和泊港から徒歩5分。周りに飲食店も多く、夕食には困りません。2018年に全面リニューアルして5年ほどたちますが、客室内は水回りも全てピカピカ。とてもきれいでした。4日目の朝食はホテルシーワールドの朝食会場で和定食。御飯はカレーも選べました。コーヒー付。
おきえらぶフローラルホテル
奄美で唯一の公営国民宿舎です。昇竜洞の運営もしており、今回参加したケイビングツアーの集合場所で洞窟探検の基地に便利です。今回は沖永良部島1周をしたかったのでレンタカーを借りましたが、空港や港への送迎バスもあり便利です。
客室はコンパクトながら机の上に照明があり、鏡とドライヤーもあって便利。枕元にコンセントもあるし良かったです。お風呂はシーズンオフで空いていて貸し切りだったので大浴場を利用しました。受付でおまけつきプランの黒糖ケーキと、ラッキーなことに特別に島ミカンもいただきました。
4日目の昼食・夕食 5日目の朝食 おきえらぶフローラルホテル
午前中のケイビングがホテル敷地内だったので昼食も夕食と同じ、おきえらぶフローラルホテルのレストランハイビスカスで「日替わりランチ」と「とんかつ定食」を食べました。おきえらぶフローラルホテルの朝食バイキングは、鶏飯がありました。昨日と同じ席で海を見ながら食べました。
朝食付き 洋室 禁煙 バス付・トイレ付
レストランハイビスカス 日替わりランチ 850円
とんかつ定食はJALダイナミックパッケージのオプション【奄美】し~まクーポン5枚セットから1枚使用
奄美群島7泊8日ひとり旅 沖縄 鹿児島 与論島 沖永良部島 奄美大島
「沖永良部島海岸一周ドライブとリムストーンケイブケイビング2泊3日ひとり旅」は、「奄美群島7泊8日ひとり旅 沖縄 鹿児島 与論島 沖永良部島 奄美大島」の3日目午後~5日目の記事です。
今回の奄美諸島へのおでかけは、JALダイナミックパッケージで航空券とホテル、オプションでフェリーの乗船予約、食事券などを購入しました。
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